双日テックイノベーション、Stellar Cyberと販売代理店契約 AI活用の自律型SOC基盤を提供開始

双日テックイノベーション(STech I)は、AIを活用したセキュリティ運用基盤を提供する米Stellar Cyberと販売代理店契約を締結し、SOC(セキュリティ運用センター)の効率化・自律化を支援する「Stellar Cyber Open XDR Platform」の提供を開始した。

企業のIT環境は、DX推進やクラウド利用の拡大に伴い、オンプレミス、クラウド、エンドポイント、ネットワークなどが複雑に混在する状況となっている。一方で、多数のセキュリティ製品から日々発生する膨大なアラートへの対応が求められ、SOC担当者の負担増大やセキュリティ人材不足が深刻化している。こうした課題を背景に、AIを活用して脅威分析や対応優先順位付けを自動化する「Autonomous SOC(自律型SOC)」への関心が高まっている。

今回提供を開始した「Stellar Cyber Open XDR Platform」は、ネットワーク、エンドポイント、クラウド、各種セキュリティ機器などから収集したデータを統合・相関分析し、AIによって脅威を検知・分析するOpen XDRプラットフォームだ。SIEMやNDRなど複数のセキュリティ機能を単一基盤で提供し、SOC運用の高度化と効率化を実現する。

同製品の特長の一つは、独自の「Multi-Layer AI」とGraphML相関分析を活用した自律型SOC機能だ。大量のアラートを自動的に分析し、優先的に対応すべきインシデントを抽出することで、運用負荷の軽減と迅速なインシデント対応を支援する。Stellar Cyberによると、平均検知時間(MTTD)は最大8倍、平均対応時間(MTTR)は最大20倍改善した実績があるという。

また、400以上のコネクタを備えたオープンアーキテクチャを採用しており、既存のセキュリティ製品やネットワーク機器とベンダーフリーで連携できる。大規模な環境変更を行うことなく、段階的にセキュリティ運用の高度化を進められる点も特徴だ。

さらに、NDR(Network Detection and Response)機能を標準搭載し、ネットワークトラフィックをリアルタイムで分析する。4,000以上のネットワークアプリケーションに対応しており、従来のエンドポイント対策だけでは検知が難しいネットワーク上の脅威についても可視化が可能となる。

STech Iは、同製品を通じてクラウド、ネットワーク、エンドポイント、既存セキュリティ製品から得られる多様なデータを統合し、AIを活用した高度なセキュリティ運用を支援する。また、製造業を中心に拡大するITとOT(制御システム)の統合環境においても、横断的な可視化と脅威分析を実現し、企業のサイバーセキュリティ強化を後押ししていく考えだ。

 

引用元記事:https://newscast.jp/smart/news/3899422