Recorded FutureとWiproが戦略提携、AI活用の脅威インテリジェンスサービスを共同展開

世界最大級の脅威インテリジェンス企業であるRecorded Futureは、インドのITサービス大手Wipro Limitedと戦略的提携を締結し、AIを活用したインテリジェンス主導型サイバーセキュリティサービスをグローバル企業向けに展開すると発表した。

両社は、Wiproのマネージドセキュリティサービス(MSSP)事業の一環として、「Managed Threat Intelligence and Brand Monitoring」サービスを共同で提供する。Recorded Futureが持つリアルタイムの脅威インテリジェンスを、セキュリティ運用(SecOps)やプロアクティブな脅威ハンティング、デジタルリスク保護の業務プロセスに直接組み込むことで、企業の迅速な意思決定とインシデント対応を支援する。

今回の提携により、Wiproが展開するAI基盤の統合ソリューション群「Wipro Intelligence」に含まれるCyberShieldソリューションの脅威インテリジェンス機能も強化される。サイバーリスクだけでなく、テクノロジー、地政学、ビジネス領域に関するさまざまなシグナルを統合し、組織全体でより高度なリスク判断を実現する狙いだ。

Wiproのクラウド・インフラストラクチャ・セキュリティサービス部門グローバル責任者のSatish Yadavalli氏は、「企業が求めているのは単なる技術導入ではなく、実際のサイバーセキュリティ成果だ。両社の強みを組み合わせることで、AIを活用したコンサルティング主導型の防御・レジリエンス強化を推進し、あらゆるサイバー運用にインテリジェンスと自律型脅威ハンティングを組み込んでいく」とコメントした。

Recorded FutureのColin Mahony CEOも、「リアルタイムで実用的かつ企業業務に深く組み込まれたインテリジェンスという共通のビジョンを持つ両社を結び付ける提携だ」と強調。「組織が脅威インテリジェンスを実運用に組み込み、リスク低減とレジリエンス向上を実現する新たな基準を打ち立てる」と述べた。

近年、企業の脅威インテリジェンス活用は、個別のデータフィードや分散したツールを利用する形から、AIを活用した統合型インテリジェンスをセキュリティ運用やリスク管理全体に組み込む方向へと移行している。今回の協業も、脅威データと実際の対応業務との間にあるギャップを埋める取り組みとして位置付けられる。

Recorded Futureは、サイバーリスクやサードパーティリスク、ブランドインテリジェンス、地政学リスクなど幅広い領域をカバーするAI主導型インテリジェンスを提供している。Wiproは、この共同サービスをグローバル市場で展開するだけでなく、自社のデジタル資産保護にも同プラットフォームを活用する予定だ。

両社は、Recorded Futureの高度な脅威インテリジェンス技術と、Wiproのグローバルな事業基盤やコンサルティング力、マネージドセキュリティサービスの知見を組み合わせることで、企業が複雑化するサイバー脅威に対して、より迅速かつ効果的に対応できる体制の構築を支援していく考えだ。

 

引用元記事:https://plus-web3.com/pr-newswire/recorded-future%E3%80%81%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%90%91%E3%81%91ai%E6%B4%BB%E7%94%A8%E5%9E%8B%E8%84%85%E5%A8%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8/