QuDef、量子通信ネットワーク向けセキュリティ評価基盤「SQOUT」を商用提供開始

オランダ・デルフトのサイバーセキュリティ企業QuDefは、量子脅威インテリジェンスとセキュリティ評価に特化したソフトウェアプラットフォーム「SQOUT®」の商用提供を開始した。量子鍵配送(QKD)やポスト量子暗号を活用したネットワーク環境の安全性を検証し、量子時代の新たなセキュリティリスクへの対応を支援する。

SQOUTは、最高情報セキュリティ責任者(CISO)やリスクマネージャー、レッドチーム・ブルーチームなどのセキュリティ担当者向けに開発された。量子通信ネットワークにおけるハードウェアや通信プロトコル固有の脆弱性をモデル化し、リスクの評価や対策立案を行える環境を提供する。

近年、量子通信技術は研究開発段階から実運用フェーズへ移行しつつあり、航空宇宙、防衛、重要インフラなど高い安全性が求められる分野で導入検討が進んでいる。一方で、量子ネットワークの実装や運用に関するセキュリティ評価手法は十分に確立されておらず、研究環境と実運用環境の間には大きなギャップが存在していた。

SQOUTはこうした課題に対応するため、量子通信システムの構成要素や運用環境を踏まえたセキュリティ評価機能を提供。潜在的な攻撃経路や脆弱性を可視化し、リスクの低減に向けた対策の検討を支援する。

QuDefは、量子通信ネットワークが社会インフラとして本格活用される時代を見据え、SQOUTを通じて量子セキュリティの実践的な評価・運用基盤の確立を目指すとしている。特に、防衛や国家重要インフラなど高い信頼性が求められる領域での活用を想定しており、量子技術の普及に伴う新たなサイバーリスクへの備えを後押しする考えだ。

引用元記事:https://quantumbusinessmagazine.com/2026/06/03/qudef%E3%80%81%E9%87%8F%E5%AD%90%E9%80%9A%E4%BF%A1%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%90%91%E3%81%91sqout%E8%84%85%E5%A8%81%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A7/