Hancom、AIRCODEと提携しRBIセキュリティ事業を強化 公共・民間市場で販路拡大へ

韓国のIT企業Hancomは6月2日、Web分離(RBI:Remote Browser Isolation)セキュリティを手がけるAIRCODEと業務提携(MOU)を締結し、遠隔Web分離ソリューション「AirRBI」の総代理店展開を開始すると発表した。公共機関や教育機関、企業、中小企業向けに構築してきた認定パートナーネットワークを活用し、拡大するセキュリティ需要の取り込みを目指す。

今回の提携により、Hancomは全国の販売パートナー網とAIRCODEのRBI技術を組み合わせ、官公庁および民間企業向け市場での事業拡大を進める方針だ。

AirRBIは、Webブラウジングの処理を利用者端末ではなくリモートサーバー上で実行する仕組みを採用している。これにより、マルウェアやランサムウェアなどの脅威が端末へ侵入するリスクを低減できるという。

さらに、Web経由で受信する添付ファイルの脅威を除去するCDR(コンテンツ無害化)機能や、生成AI利用時に懸念される機密情報や個人情報の流出を防ぐDLP(データ漏えい防止)機能を組み合わせ、多層的なセキュリティ対策を提供する。

また、静止画転送とリアルタイム画面転送を組み合わせた「ハイブリッドストリーミング」技術を採用。一般的な動画ストリーミング型の仮想デスクトップ環境と比較して、サーバーリソースやネットワークトラフィックなどのインフラ負荷を抑制できるとしている。

今回の取り組みは、Hancomが推進する「ソブリン・エージェンティックOS」戦略の一環にも位置付けられる。同戦略は、組織内データや外部AIモデル、業務システムを単一の安全な環境で統合・管理するAIエージェント基盤の構築を目指すものだ。

Hancomは、国家ネットワークセキュリティ体系(N2SF)がゼロトラストを中核原則として掲げていることを踏まえ、RBIをその実現を支える重要技術と位置付けている。今後はパートナーネットワークを通じて、公共分野を中心としたゼロトラスト需要への対応を加速させる考えだ。

 

引用元記事:https://www.digitaltoday.co.kr/jp/view/60027/hancom-signs-distribution-deal-with-aircode-for-remote-web-isolation-security-solution