Zscaler、データ可視化のSymmetry Systemsを買収 AIエージェント向けガバナンス強化

ゼロトラストセキュリティーを手がけるZscalerは、企業データの可視化・監視を手がけるスタートアップSymmetry Systemsを買収する。買収額は非公表。米メディアSiliconANGLEが5月21日に報じた。
Symmetry Systemsは、企業内データ資産のインベントリーを自動作成するプラットフォームを展開している。パブリッククラウドやSaaS、オンプレミス環境に加え、インターネットから隔離されたエアギャップ環境にも対応。新たに検出したデータには機密性に応じたタグを付与し、変更や不正アクセスの試行を継続的に監視する。
同プラットフォームにより、ランサムウェアによる機密データ暗号化の兆候検知や、認証情報漏えい時の影響範囲把握を迅速化できるという。従来は数日を要していた確認作業を即時に実施可能としている。
また、個人情報保護法や業界別セキュリティーフレームワークへの準拠状況確認にも活用できるほか、AIモデル学習用データセットのスキャン機能も備える。学習データの由来や品質基準を可視化し、AIエージェントが扱う情報の保護を支援する。
AIエージェントはプロンプト処理時に外部アプリケーションへデータを書き込むケースがあるが、Symmetry Systemsは、こうした処理に伴う潜在的な情報流出の検知にも対応する。
Zscalerは今後、Symmetry SystemsのAIエージェント向けガバナンス機能を、自社の「Zero Trust Exchange」に統合する方針。AIエージェントの活動データを活用し、セキュリティー統制を自動調整できる仕組みの構築を進める。
ジェイ・チャウドリ氏は、「企業がAI導入を加速する中、従来のユーザー中心型アクセス制御では数百万規模のAIエージェントには対応できない」とコメントしている。
引用元記事:https://www.digitaltoday.co.kr/jp/view/57687/zscaler-to-buy-symmetry-systems-targeting-ai-agent-security



