アズジェント、生成AIの“記憶”を消去する新技術提供 マシンアンラーニングでリスク低減へ

セキュリティソリューションを手がける株式会社アズジェントは、英国のAIセキュリティ企業HIRUNDO AI LTDと提携し、生成AIモデルのリスク要因を“記憶”から除去するマシンアンラーニングプラットフォーム「Hirundo」を2026年5月中旬より日本で提供すると発表した。
生成AIの活用が企業活動の中核へ広がる中、事実と異なる情報を生成するハルシネーションや機微情報の混入といったリスクが顕在化している。情報処理推進機構(IPA)が公表した「情報セキュリティ10大脅威2026」でも「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が上位に位置付けられるなど、企業における生成AIガバナンスの重要性が高まっている。
こうした課題に対し、「マシンアンラーニング」は学習済みAIモデルから特定のデータや知識の影響を選択的に除去する技術として注目されている。従来の再学習やRAG、ガードレールといった対策では、モデル内部に組み込まれた影響そのものの除去は難しいとされてきた。
「Hirundo」は、学習済みモデルの重みパラメータに直接作用し、特定の概念の影響のみをピンポイントで取り除く独自技術を採用。再学習を行うことなく、迅速かつ低コストでリスク低減を実現する点が特徴だ。これにより、プロンプトインジェクションなどの攻撃耐性向上や、出力バイアスの軽減にも寄与するとしている。
また、OEM提供にも対応し、国産LLMや各種AIアプリケーションへの組み込みが可能。日本のAI開発エコシステムの高度化にも貢献する構えだ。今後は、生成AI環境における包括的なセキュリティ基盤の拡張も進めていく方針としている。
引用元記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZRSP706234_R20C26A4000000/



