AIで未知の脆弱性を先回り検出、Anthropicがサイバー防衛構想「Project Glasswing」を発表

Anthropicは、高度なAIを活用して重要なソフトウェアシステムの安全性向上を目指す新たなサイバーセキュリティ構想「Project Glasswing」を発表した。プロジェクトには、Amazon Web ServicesAppleMicrosoftGoogleNVIDIAなどの大手企業が参画し、業界横断でセキュリティ強化に取り組む体制を構築する。

本構想の中核には、未公開の先端モデル「Claude Mythos Preview」がある。同モデルはコードやシステムを解析し、従来見逃されてきた未知の脆弱性を発見するとともに、その悪用シナリオを模擬的に提示することで、セキュリティチームによる迅速な修正対応を支援する。すでに主要なOSやブラウザ、広く利用されるソフトウェア群に対して数千件規模の高深刻度の脆弱性を特定しており、実際の悪用前に開発者へ責任ある形で共有されているという。

一方で同社は、Claude Mythos Previewの一般公開は予定していないとしている。今後は、よりリスクの低いモデルへの安全対策の組み込みと実運用を通じて、AIの安全な社会実装を段階的に進めていく方針だ。

Project Glasswingには、主要企業に加え、重要インフラ関連を含む40以上の組織が参加。Anthropicは最大1億ドル相当のリソースを投じ、オープンソースソフトウェアのセキュリティ強化も支援する。AIによる脅威が高度化する中で、企業間連携を通じた防御力の底上げと、業界全体のセキュリティ基準向上を目指す取り組みとして注目される。

引用元記事:https://www.atpartners.co.jp/news/2026-04-09-anthropic-an-advanced-artificial-intelligence-model-announces-project-glasswing-a-new-cybersecurity-initiative