チェンジHD傘下サイリーグHD、オリゾンシステムズと協業 事前契約型インシデント対応「ファーストコール・セキュリティ」提供開始


株式会社チェンジホールディングス傘下でサイバーセキュリティ事業を統括する中間持株会社、サイリーグホールディングス株式会社は、オリゾンシステムズ株式会社と戦略的パートナーシップを視野に入れた協業を開始すると発表した。両社は連携のもと、事前契約型インシデント対応支援サービス「ファーストコール・セキュリティ」を2026年3月中旬より提供する。

同サービスは、サイバーインシデント発生時の初動対応を迅速かつ確実に行うため、平時から支援体制を確保することを目的とするもの。サイリーグHDグループが蓄積してきたインシデント対応の知見・ノウハウを活用し、オリゾンシステムズが自社サービスとして提供する形で展開する。

近年、クラウド活用や外部サービス連携の進展により企業のIT環境は高度化・複雑化し、サイバー攻撃も一層巧妙化している。インシデント発生時の初動対応は事業継続やブランド価値に直結する重要課題となる一方で、対応方針の検討遅れや専門人材不足、実運用との乖離といった課題から、自社単独で十分な体制を構築することが難しい企業も多い。

実際、2025年の調査では大企業の4割以上がサイバー攻撃を経験し、物流や保険分野では大規模な事業停止も発生している。また、国内企業の8割以上がセキュリティ人材不足に直面しており、高度な初動対応を内製で完結することは現実的に困難な状況にある。

こうした背景を踏まえ、IT運用・監視の現場力と顧客接点を持つオリゾンシステムズと、セキュリティ領域の専門性を有するサイリーグHDが連携し、実務に即したインシデント対応支援の提供を目指す。

サービスの特長は、事前契約により平時から備えを整える点にある。これにより、突発的な対応費用の不確実性を抑えた予算管理を可能とするほか、インシデント発生時の混乱を最小化し、事業継続性の向上に寄与する。また、専門的知見に基づく体制のもと、迅速かつ的確な初動対応を実現する。

さらに両社は、本サービスを起点に協業の深化も視野に入れる。初動対応にとどまらず、対応方針の策定支援や助言体制の設計、セキュリティアセスメントおよび改善支援、さらにはIT運用・監視とセキュリティ運用の高度な連携モデルの検討などを段階的に進める方針だ。

今後はサービス提供を通じて得られる知見や顧客の声を踏まえ、協業領域の拡張と支援体制の高度化を図り、実務に根差したセキュリティ支援の強化を目指す。

引用元記事:https://www.asahi.com/and/pressrelease/16398861