エムトアイ、産業用セキュリティのセンストンとMOU締結 OTAC技術でOTセキュリティ共同開発を加速

エムトアイは4日、産業用セキュリティ専門企業のセンストンと、産業用セキュリティソリューション分野での協力を目的とした業務協約(MOU)を締結したと発表した。
今回の協約に基づき、両社はエムトアイの産業用ゲートウェイ製品に、センストンのOTAC(One-Time Authentication Code)ソリューションを適用する。OTAC技術を基盤とした産業用(OT)セキュリティソリューションの共同開発をはじめ、プロジェクト受注時の優先協力や共同マーケティングなどを推進していく。
両社の協業はすでに具体的な成果を上げている。エムトアイは、PLCやHMIといった既存のレガシーシステムを変更することなくOTAC認証を導入できる「OTAC Gateway」を開発。これを基に、OTエンドポイントの識別・認証を行う「OTAC Trust Access Gateway(TAG)」をセンストンと共同で提供している。同製品は、2026年第1四半期中に公企業向けに販売される予定だ。
センストンは、産業現場のOT環境において、ユーザーと端末の接続時点を直接識別・認証するエンドポイント中心のセキュリティ技術を強みとする。レガシー環境の設定変更を必要としない認証構造を採用し、リモートおよびオンサイト接続に伴うアクセスリスクをゼロトラストの観点から制御する。中核技術であるOTACは、サーバーとのリアルタイム通信を必要としない一方向認証を可能とし、複数のグローバル特許を保有している。
エムトアイは、AI自律製造環境の実現には、自動化設備やロボット、制御機器、AI技術の有機的な統合が不可欠だと指摘。これまでロボット・物流自動化分野への投資やM&A、外部企業との協業を通じて、スマートファクトリーのトータルソリューションとAI連携体制を構築してきた。
同社は「セキュリティが担保されていない自律製造環境は大きなリスクとなる」としたうえで、今回の協力が製造工程全体のセキュリティ信頼性を高め、AI自律製造分野での競争力強化につながるとの見方を示している。
引用元記事:https://www.venturesquare.net/jp/1037273/



