差がつくセキュリティ対策|応用情報技術者試験で得点源にするための学習戦略

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応用情報技術者試験において、「情報セキュリティ」は避けては通れない最重要分野です。午前問題で高頻度に出題されるだけでなく、午後問題では全受験者にとって「必須問題」となっています。つまり、ここを攻略できるかどうかが合否を直結すると言っても過言ではありません。本記事では、2026年の最新トレンドを踏まえた攻略ポイントを詳しく解説します。

1. 情報セキュリティの基礎知識を押さえよう

情報セキュリティの3要素(C.I.A.)

まずは基本となる3要素を正確に理解しましょう。試験では、具体的な対策がどの要素を強化するものかを問われます。

  • Confidentiality(機密性):許可された者だけがアクセスできること。(暗号化、アクセス制御)
  • Integrity(完全性):情報が改ざんされていないこと。(デジタル署名、ハッシュ値)
  • Availability(可用性):必要な時にいつでも利用できること。(冗長化、バックアップ)

認証と暗号化の基本

共通鍵暗号方式(AES)と公開鍵暗号方式(RSA)の仕組み、およびそれらを組み合わせたハイブリッド暗号方式やデジタル署名のプロセスは頻出です。それぞれのメリット・デメリット、鍵の受け渡し方法を整理しておきましょう。

午前問題:頻出用語と対策

午前問題では、マルウェア(ランサムウェア、ワーム等)の種類や、攻撃手法(クロスサイトスクリプティング、SQLインジェクション等)の名称と仕組みがストレートに問われます。また、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)などの管理策に関する法規・規格の問題も確実に取りたいところです。

午後問題:必須問題の攻略法

午後問題は事例形式です。ネットワーク構成図や業務フローを読み解き、「どこに脆弱性があるか」「どのような対策を講じるべきか」を記述します。近年の傾向として、「ペネトレーションテスト(侵入テスト)」「サプライチェーン攻撃」をテーマにした問題が増えています。問題文の中に答えのヒントが隠されていることが多いため、精読する力が求められます。

最新トレンド:ゼロトラストとDX

2026年の試験対策として無視できないのが「ゼロトラストセキュリティ」です。「境界防御(ファイアウォール等)」だけに頼らず、すべてのアクセスを検証するという考え方や、その実装技術(EDR、ID管理の強化など)への理解が、得点差をつけるポイントになります。

3. 効果的な学習方法

  1. 過去問の徹底活用:過去5年分(計10回分)の午前問題を完璧にし、午後問題は解説を読み込んで「回答の導き出し方」をパターン化します。
  2. IPAの「10大脅威」をチェック:IPA(情報処理推進機構)が毎年発表するレポートは、その年の午後問題のテーマになりやすいトピックの宝庫です。
  3. 用語の「理由」をセットで覚える:単に用語を暗記するのではなく、「なぜこの攻撃にはこの対策が有効なのか」を論理的に説明できるようにします。

4. 実務で応用できるスキル

試験勉強で得た知識は、実務でのリスク分析やセキュリティポリシー策定に直結します。特にインシデント発生時の初動対応の手順を学ぶことは、エンジニアだけでなく管理職にとっても非常に価値のあるスキルとなります。

まとめ:セキュリティを「得点源」に

情報セキュリティは応用情報技術者試験の要です。基礎を固め、最新トレンドを意識した過去問演習を繰り返せば、確実に合格へ近づくことができます。2026年の合格を目指して、まずは「機密性・完全性・可用性」の再確認から始めてみましょう。

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