クラウドストライク、Seraphic Securityを買収 ブラウザを新たな防御レイヤーに、Falconプラットフォームを拡張

クラウドストライク(NASDAQ:CRWD)は2026年1月13日、ブラウザランタイムセキュリティ分野のリーダーであるSeraphic Securityの買収を発表した。業務の中心となっているブラウザ環境を直接保護することで、エンタープライズ全体のセキュリティ強化を図る。
近年、業務時間の大半がブラウザ上で費やされる一方、ブラウザは従来のセキュリティ対策では十分に保護されてこなかった。既存モデルでは、専用のエンタープライズブラウザへの切り替えや、遅延を伴うネットワーク制御が課題となっていた。Seraphicは、Chrome、Edge、Safari、Firefoxなど主要ブラウザ上で直接セキュリティを適用する技術により、この盲点を解消してきた。
今回の買収により、クラウドストライクはSeraphicの技術をFalcon®プラットフォームに統合。エンドポイントからブラウザまで一貫した可視性と制御を実現し、ユーザー行動、アプリケーションの文脈、データフローをリアルタイムで把握できるようにする。これにより、SOC(セキュリティオペレーションセンター)の運用高度化も見込まれる。
また、SGNLによる継続的認証と組み合わせることで、アクセス権限をセッション単位で動的に制御。生成AIアプリケーションやAIエージェント利用時においても、機密データの流出を防ぎつつ、安全な業務利用を可能にする。ジョージ・カーツCEOは、「すべてのブラウザを安全な“エンタープライズブラウザ”へと変える」とし、既存の業務環境を変えずにセキュリティを強化できる点を強調している。
買収は主に現金で実施され、一部は権利確定済み株式で支払われる予定。2027年度第1四半期中の完了を見込む。クラウドストライクは今後も、エンドポイント、クラウド、アイデンティティ、データに加え、ブラウザを含めた統合防御により、現代のサイバーセキュリティの再定義を進めていく。
引用元記事:https://news.3rd-in.co.jp/article/e378fce2-f5ae-11f0-88e9-9ca3ba083d71#gsc.tab=0



