Google Cloud、Auto-ISACにイノベーターパートナーとして参画 自動車業界のサイバーセキュリティ強化を加速

カール・ベンツによる世界初の実用自動車の発明や、ヘンリー・フォードによる大量生産の確立以降、自動車は消費者ニーズの変化とともに性能、安全性、信頼性を高めてきた。現在では、クラウドコンピューティングや高速ネットワーク、AIを基盤とするデジタル機能が車両に組み込まれる「ソフトウェア定義車両」の時代に入り、自動車開発は新たな段階を迎えている。
こうした中、世界で約15億台の自動車が走行する現在、工場やサプライチェーン、ショールームから個々の車両に至るまで、自動車業界のクラウド環境がサイバー攻撃の標的となるリスクが高まっている。
Google Cloudはこのほど、自動車分野のサイバーセキュリティ強化を目的とする国際的な情報共有組織「Automotive Information Sharing and Analysis Center(Auto-ISAC)」に、イノベーターパートナーとして参画した。Auto-ISACは、自動車のサイバーセキュリティリスクに対処するために設立されたグローバルコミュニティで、北米における家庭用・業務用小型車両の約99%を対象に、世界80社以上の自動車メーカー(OEM)やサプライヤーが参加している。
Auto-ISACが大型トラックや商用車分野への対応を拡大する中で実現した今回のパートナーシップは、業界にとって重要な節目となる。Google Cloudは、業界の枠を超えた連携が不可欠とされる次世代モビリティの安全確保に向け、リソースと専門知見を投入し、進化するサイバー脅威に対する自動車システムのレジリエンス強化を支援する。
具体的には、ITやOT(制御技術)、サプライチェーン、製品セキュリティを横断する専門家ネットワークを構築し、ソフトウェア定義車両やインダストリー4.0の複雑化に対応。Googleのグローバルなセキュリティインテリジェンスと、Auto-ISACの集団防衛モデルを組み合わせることで、脅威の予測・軽減やインシデント対応、事業継続性の確保に必要な知識と支援を提供する。
イノベーターパートナーとしてGoogle Cloudは、Mandiantの独自分析情報を含む専門的なリソースを提供し、自動車業界におけるサイバー防御力の底上げを図る。Googleは今後も、サイバーセキュリティ分野に5年間で100億ドル超を投資する取り組みの一環として、重要インフラ分野の安全性とレジリエンス向上を支援していくとしている。
引用元記事:https://cloud.google.com/blog/ja/products/identity-security/auto-isac-google-partner-to-boost-automotive-sector-cybersecurity



