STARTO ENTERTAINMENT、Xなりすまし73件で米連邦地裁が開示命令 フィッシング被害防止へ公式窓口を設置

株式会社STARTO ENTERTAINMENTは8月13日、所属タレントやグループを装ったX(旧Twitter)のなりすましアカウント73件について、米カリフォルニア州北部地区連邦地裁で発信者情報の開示命令が発令されたと発表した。一部のアカウントは「コンサート当日の無料配信」をうたい、クレジットカード情報入力を促すフィッシングサイトに誘導していたという。

同社は2025年5月以降、X社を相手に複数回の申立てを行い、いずれも開示命令を取得。解析の結果、多数がアジアの特定国から運用されており、報道によればライブ配信を装った28件はバングラデシュ発とされる。海外発信が疑われる事案は外務省を通じて現地当局への取締り要請を協議中。国内運用とみられるケースは代理人弁護士を通じて開示請求を進めている。

被害防止策として、公式リーガル窓口「STARTO ENTERTAINMENT(Legal)」(@STARTO_legal)をX上に開設し、権利侵害や注意喚起に関する情報発信を強化。利用者には、公式アカウント認証の確認、不審URLの回避、配信名目でのカード情報入力禁止、そして不審アカウントの通報や警察・消費生活センターへの相談を呼びかけている。

引用元記事:https://rocket-boys.co.jp/security-measures-lab/starto-takes-legal-action-on-73-impersonation-cases-phishing-via-fake-live-streams-confirmed/