三星電子を中心とした連合チーム、「AIサイバーチャレンジ」で世界一に

三星電子を中心とした連合チーム、「AIサイバーチャレンジ」で世界一に
2025年8月10日、三星電子は、同社と韓国国内外の主要大学が連合した「チームアトランタ」が、米ラスベガスで開催された世界最大規模のAIセキュリティ技術競技大会「AIサイバーチャレンジ(AIxCC)」で優勝したと発表した。
この大会は米国防総省傘下のDARPAが主催し、総額2250万ドルの賞金が用意される超大型グローバル競技。参加チームはソフトウェアのセキュリティ脆弱性を発見・修復するAI技術を競い合い、AIセキュリティの技術開発促進を目的としている。
「チームアトランタ」は三星リサーチ、米ジョージア工科大学(ジョージアテック)、韓国のKAIST、POSTECHなどから約40名の世界的なセキュリティ研究者で構成。決勝戦で7チームと競い合い、多様かつ複雑な脆弱性を迅速に発見し、正確なセキュリティパッチを生成する技術を披露し、優勝賞金400万ドル(約56億ウォン)を獲得した。
三星電子は今回の成果を契機に、AIセキュリティ技術の競争力強化とグローバルセキュリティ生態系の拡充を推進。次世代AIセキュリティソリューションで自動的に脆弱性を検知・対応し、製品とサービスの安全性向上を目指す。
連合チームを率いた三星リサーチ常務のキム・テス氏は「チームアトランタが世界的大会でAIセキュリティ技術の実力を証明できた」とし、「今後も国際的なセキュリティ専門家と連携し技術力をさらに高めたい」とコメントした。
引用元記事:https://www.donga.com/jp/article/all/20250811/5778472/1



