SingleID、H3C無線APと連携しクラウド完結型Wi-Fi認証サービスを提供開始

株式会社SingleID(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:石川 貴章)は、H3C Technologies製の無線アクセスポイント(AP)に対応したクラウド型Wi-Fi認証サービスを正式に開始しました。
これにより、企業や公共機関はオンプレミス機器や固定グローバルIPなしで、**証明書ベース(EAP-TLS)**の安全なWi-Fi接続をクラウドで実現できます。
目次
■ 背景:ゼロトラスト時代に求められるWi-Fi認証の刷新
従来のPSK(共通パスワード)方式によるWi-Fi接続は、パスワード漏洩・内部不正・管理負荷といった課題が顕在化しており、企業のゼロトラスト推進にとって大きなリスクとなっています。
これに対し、証明書ベースのEAP-TLS方式はセキュリティ性と運用効率を両立できる手段として注目されており、特に中小企業や教育・医療・自治体といった公共組織においてニーズが高まっています。
■ 新サービスの特長と導入メリット
✅ クラウド完結型の認証基盤
- オンプレRADIUSやNDESなどの構成は一切不要。
- VPNや固定IPも不要で、拠点を問わず導入が可能。
✅ 高セキュリティなEAP-TLS認証
- ユーザー名・パスワードを使わず、証明書による認証。
- 証明書の自動失効やライフサイクル管理で、退職・紛失時の即時対応が可能。
✅ Intuneとの連携で証明書を自動配布
- デバイス登録と同時に証明書プロビジョニングが完了。
- Microsoft Intuneを活用する企業にも最適。
✅ H3Cとのスムーズな連携
- H3C製APおよびACに対して、SingleIDのクラウドRADIUSを指定するだけで設定完了。
- H3C公式による設定ガイドも公開済み。
■ 想定される主な導入先
- オンプレ環境に課題を抱える中小〜中堅企業
- ネットワーク認証強化を検討中の教育機関・医療施設・自治体
- IntuneやEntra IDを利用している企業
■ 今後の展望:ID管理の自動化へ
SingleIDは今後、SCIM(System for Cross-domain Identity Management)連携によるIDの自動同期機能を追加予定。これにより、ユーザーの登録・異動・削除といった操作がクラウド上で自動化され、さらなる運用効率化とセキュリティ強化が期待されます。
■ コメント:H3C Japan Technologies 皮 暁明 氏
「SingleIDのクラウド認証ソリューションは、H3C製品と高い親和性を持ち、シンプルかつセキュアなネットワーク構築を支援します。今後も連携を強化し、より多くのユーザーにゼロトラスト環境を提供してまいります。」
■ 企業情報:SingleIDのミッションと価値提供
SingleIDは「安全でシンプルな認証をすべての組織へ」をミッションとし、クラウドベースの認証サービスを提供しています。
主力製品である「SingleIDクラウドRADIUS」は、従来必要だったハードウェアRADIUSサーバーを不要とし、セキュリティと運用効率の両立を実現。証明書によるユーザー認証で、不正アクセスのリスクを大幅に低減しています。
引用元記事:https://voix.jp/mobile/singleid-h3c-cloud-wifi-authentication/



